カフェ・ストライク・・おやじのひとりごと
〜 私の趣味はナマロクです これを読むと疲れると思います 〜
■ナマロクに関する良くある質問(本当は質問なんかありませんが!) 5. お金が掛かるんじゃない?→ハイ趣味ですから、そこそこには・・・・ |
空間表現:リアルな音場空間が再現されいるオーディオは聴いていて心地良いものです。リアルな音場空間だと演奏者の思いが聴く側により強く伝わります。また正面だけでなく何処で聴いても音のバランスが崩れません。 音場:音場には以下のようなものがあると想定します。理論づけはされていませんが・・・ @楽器、歌手その他発音体が作る音場→演奏 Aマイクロフォン(Mic)が作る音場→録音 Bスピーカー(SP)が作る音場→再生 C実態空間が持っている音場→ホール、スタジオ、オーディオルーム、リビング、四畳半・・・ ※ 音のピント:写真のピントと同様に、音にも音のピントというものがあり、くっきりした音とボケた音があります。感覚のことなので文章で表現するのはかなり難しいです。ピントが合っている状態とは、楽音がくっきりと聴こえる、例えばピアノの音が立っている、楽器の音の粒立ちが良い、ボーカルの歌詞がはっきりわかる、息づかいや気配を感じる、残響が美しい、ホールの空間を感じる・・・といった具合です。 ※プロケーブル様で「音の焦点」と表現されておりますことと同じ事象かは確認しておりません。 音のピント合わせ:音のピント合わせとは、音が一番くっきりとリアルに聴こえる状態にすることです。 私の場合、それは楽器その他発音体、スピーカー 、マイクロフォンが作る音場を微妙に動かして、実態空間の音場に合わせることで達成できています。 楽器、歌手・・その他発音体のピント合わせ(位置合わせ) 楽器、歌手・・・その他発音体が作る音場の位置を実態空間に融合(ピント合わせ)させるとリアルな楽音が得られます。いわゆる音が立っている状態となります。ピントの合っていない発音体の低音はモヤツキとなり、音場全体に霞がかかったようにしてしまいます。 合わせる方法:置いて演奏する楽器の場合は置く位置を動かす。数p〜o単位 座って演奏する楽器の場合は、楽器を構える位置、または椅子の位置を変える。数p単位 チェロの場合はエンドピンの位置を変える。または座る位置を変える。 ピアノの場合はヒッチピン側の脚を持って少しずつ動かします。(下記) 歌手の場合は立ち位置を変えてもらいます。ステージ上の板一枚分・・とか 位置合わせがうまくいくと、ホール内のどこで聴いても、楽音が良いバランスで粒立ち良く聴こえます。 居酒屋でコップを5o位ずつ動かしながら縁を割りばしでコツコツして一番良く響く所を探す・・・訓練? マイクロフォンのピント合わせ(録音時) 当方Earthworks QTC40MPを使用 マイクロフォンが一つの場合 小さな空間が出来る 音が点になる 縦の空間? マイクロフォンが二つの場合 音の空間が出来る 音場が出来る マイクロフォンが三つ以上の場合 複雑な空間が出来る。うまく合わせれば全体を一つの空間に出来る。 ヘッドフォンモニターを使用すると厳密に合わせられます。 ヘッドフォンモニターしながら、カメラのピント合わせと同じ感覚で、マイクロフォンを微妙に動かしピントを合わせます。マエピン、アトピンとかは無し? マイクロフォンが作る空間が、実態空間にうまく融合:ピント合わせできれば、収音された音が実態に近い状態でクリアに聴こえます。 1つのマイクロフォンが作る空間を、実態空間に融合:ピント合わせさせるには、マイクロフォンを微妙に動かしてモニター音が一番クリアに聴こえるように位置合わせをします。 2つのマイクロフォンが作る空間を、実態空間に融合させるには、いずれか一方のマイクロフォンを微妙に動かしてモニター音が一番クリア活き活きとに聴こえるように位置合わせをします。数p→最終的にはmm単位以下での調整となります。マイクスタンドの三脚の先を持ってo単位で動かす感覚です。 三点吊りの場合、ヘッドフォンモニターを聴きながら、しなやかな釣竿等でステレオバーの角度を変えて調整しますが、片方のマイクを動かすともう一方も動いてしまいます。つまりバー全体(2つのマイクセット)を動かして、一番クリアに聴こえるように位置合わせをします。厳密に合わせるのはなかなか難しく10o押して5o戻る・・・といった感覚です。 マイクを動かしていくと融合する(ピントが合う)ところがところどころに出てきます。 融合する(ピントが合う)ところはピンポイントです。ある程度の幅(mm単位以下)はあるがぴたりと合わせるには感性を磨く必要があります。 暗騒音、空調音、拍手の響きの消え方、楽音の粒立ち、楽音の響き方・・・等で判定します。 スピーカーのピント合わせ(再生時) 当方のスピーカーはタイムドメインYoshii9です(下記) Yoshii9のスピーカーのユニットは小さく、その音は音圧を感じません。由井様にお聞きしないと分かりませんが、恐らくスピーカーの動きが横波を発生させて音を伝搬しているように思われます。→疎密波ではない? さて、ピントの合ったYoshhi9は、楽器の音、人の声、音の粒立ち、音の響き方、音の消え方・・・をリアルに表現してくれます。箱形のスピーカーもピントを合わせると同様の効果があると認識しております。 これは、2つのスピーカーが作る空間を、実態空間に融合(ピント合わせ)させることで、収音した音源の持つ空間がそのまま再現されることによるものと思われます。良い物は良く、そうでないものはそれなりに セッティングは、スピーカーの左右どちらか一方を、数mm単位で動かしていって音質が一番クリアな状態にすることで可能となります。(Yoshii9では最終的にはコンマ何mm:プラスティクの物差しで軽くコツン) スピーカーが実態空間に融合すると音像がくっきりとして音が立って聴こえます。音の粒立ち、残響の消え方、人の気配、微細な音の聴こえ方、・・高解像度のヘッドフォンで聴く音のバランスに近い音質(実態の音?)となればOKです。・・・生々しい活き活きした音という印象となります。 空間の融合(ピント合わせ)ということは録音時と同じ感覚です。・・・実態空間に合わせる意味で。 融合するところ、しないところは前後左右斜めに交互に出てきます。数p単位→もっと短いかも 融合するところはピンポイントです。ある程度の幅(mm単位)はありますが、ぴたりと合わせるには感性を磨く必要があります。 音のピント合わせの練習:平面型テレビまたはラジカセの端を、1p〜5oくらいずつ動かして音の変化を確認すると、音のピントが合うとどうなるかが分かりやすいと思います。→最終的にはo単位まで追い込む この事象に気がついていない方は是非体験してみてください・・・オーディオ感覚が激変しますよ。 |
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当店のBGMはタイムドメイン社のYoshii9を使用しています。 Yoshii9はスピーカユニットが上向きにセットされ指向性が全指向(半球形?)になっていて店内の何処にいても心地良い楽音を聴かせてくれます。 このスピーカは、オーディオにあまり熟練していない人が、かなりラフなセッティングを行っても、そこそこの音を聴かせてくれると思いますので、素人向き?(失礼)でしょうか。 Yoshii9を見たことのないお客様の中には「音は何処からでているんですか?」といって天井の換気扇を見上げ「あれですか?」と言ったりします。スピーカの存在がわからないほど音がその場所に溶け込んでしまっているということだと思います。 当店で行なっているセッティング センターに置かない(置けない?)で、部屋の隅に置いててあるアップライトピアノの鍵盤を挟むように左右スピーカーをセットしています。間隔は1.5mくらいです。 床は無垢のオークの板張りで床板に直接置いてあります。 この状態でキチンと位置合わせ(位相合わせ?)を行なっています。 位置合わせ(ピント合わせ)の方法 片方のスピーカーは触らずにおき、もう一方のスピーカーの円盤部分を持って少しずつ動かし音質がクリアーと感じるところで一旦留めます。ここから微調整で、げんこつで円盤をコツコツと叩きコンマ何ミリかずつ動かして、好みの音質(楽音のくっきり感、粒立ち、響の消え方・・等を聴いて調整)にしています。ピントが合うと、楽音が活き活きとして空気感、息づかい等が聴こえます。(結構根気の要る作業です。気のせいかも・・?) これにより店内どこにいてもクリアーな音色を楽しむことができると感じています。 困るのは、お客様が珍しがって「どうなっているの?」スピーカーを斜めにしたりすると、微調整が狂ってしまうので「今日はなんとなくおかしい??」という事になります。 面白いお話 団体旅行で、あるお寺さんに行った時、鐘突き堂があり1回百円で梵鐘を突かせてくれるとのこと。更にナニカのご利益まであると立て札に書いてある。・・ではと大きな丸太で出来た鐘を突く道具で思いっきり「ゴ〜〜ン」とやりました。イイ音。ついでに前々から気にしていたことなのですが、鐘の中ではどんな音に聞えるか?・・ということで、大きな音で響いている鐘に下から首を突っ込んでみました。スゴ〜イ勇気ある行動! 結果はなんと無音の状態でした。これってYoshii9の筒と何か関係ありそうでは? それともうひとつ、プラネタリウムの丸いドームの中って意外とデッドなんですネ。 コーン紙のウォーミングアップ 3月の初めにベーシストのE.N氏がおいでになり素敵な演奏をご披露してくれましたが、その時記録として残しておいた録音をプレイバックすると、スピーカのウォーミングアップに好影響を与えてくれることがわかりました。音量はそれほど上げているとは思いませんがYoshii9のコーン紙は激しく振幅して店内の空気の振動は体で感じられるほどになります。このあと再生する音楽はとても心地よく聴けて、コーン紙のウォーミングアップが必要なことがよくわかります。 |
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ピアノの位置調整 20081202 2014.01.01改 ヴァイオリン、フルート、サキソフォーン・・・立って音を出すソロ楽器、それとヴォーカルにも立ち位置があることはご承知のことかと思います。立ち位置の決まった樂音、声は客席にとてもクリアーに聴こえ、演奏家の思いが的確に伝わります。ではピアノ、チェロ、コントラバス、ハープ、パーカッション・・・置いて演奏する楽器ではどうなるのでしょうか。楽器を発音体とすれば「置き位置」があっても良いのではないかと思います。 ピアノの位地調整を例にしますと、先ず客席と平行に置き、キャスターの向きは、弾き手側をハの字、ヒッチ側を客席側に10度位にセット・・・ピアノ全体を動きにくくする意味です。 ピアノの奥側(ヒッチ側)を前後に振る(10cm以内)ことでホールへの響き方を調整できます。低域の鳴り方が、ボーンではなくゴーンと弦の振動がブルブルとリアルに感じられるものであれば、ほぼ高域も締まった音質になります。中音域のなり方がポーンではなくビーンという感じになるように詰めていきますと、ピアノのメカ音もクッキリと聴こえてきます。このとき高域はピアノの拒フ内にコキーンと心地よく響いています(ピントが合った状態です)。・・・でここから如何に潤い感のある音色にするかがポイントとなると思います。ほんの数mm押したり引いたりして、潤い感とクッキリ感を両立させてベストと思える位置に追い込んでいきます。・・でもベストポイントと言えるのは本当にポイントですから・・・調整する人の感性に頼っている訳で、結局妥協するしかないですよね。 こうして位置調整されたピアノの樂音は、演奏者が弾いただけの音量が出て、PPもホールの隅々までくっきりと聴こえる感じがいたします。押すのか引くのかわからないって?私の場合はほとんどの場合押す方にしてます。・・・ピアニストが良く見えるように。 他の楽器でも同様の演奏位置のことが言えると思いますが如何でしょうか。これって気のせい?・・ということはないと思うんですが。 立ち位置、置き位地のベストポイントは一カ所しかない?・・・のではなくOK、NGの位置が交互にいたる所にあるので、楽器の位置がおかしな所にいってしまう心配はないと思います。 このようなことを言いだすと、50人編成のオーケストラが演奏していたとして、この中のいくつの楽器の位置が「置き位置:ポイント」に入っているのか?ということなり、「せっかく演奏しているのに樂音がお客様に伝わりにくいのでは」・・・いやいやハーモニーとして伝わる・・・ということであればこれまた納得です。 アッこれって聴こえ方の話で、音を発生させる側:演奏家、調律師の方々の事ではありませんので。それと演奏の内容でどんな音が求められているのか・・・ということもあるでしょうね。更にソロ楽器の位置とか、ヴォーカルの口を固定する?なんてことは不可能です。・・・はじめに決めた位置から動いてもまた戻ってくればOKでしょう。 |
生録音の音源を試聴できます・・・ |